わたしの担当は③

さて"バク転ができそう"というまるでしょうもない理由で晴れて赤西くんを好きになることにしたわけだけど、実際ちゃんと出来ていたのかは謎である。
ロンダートが出来たから出来なくはないんだろうけど、ちゃんと彼のバク転を見たことって多分殆どない。
なんならこの記事書いてる時に調べて、どうやら真顔魂で披露していたらしいということを知り、今更になってよかったよかったと思っているところ。行ったはずなのに覚えてない。
わたしのこだわりは一体。

当時デビュー前のJrを見る機会は少クラ、裸の少年、アイドル誌のみで、少クラは友人のお家で見て、アイドル誌は少ないおこづかいで厳選して買っていた。
最初の1〜2年は翔くんとの掛け持ちをしていたけど、いつの間にか赤西1本に絞っていた。

バク転ができるのか極めて怪しいところだったけど、これ以上変えるのもなという思いと、運動神経云々より彼の魅力にどっぷりハマり、そんな細かいこと気にしていてもしょうがないね(^o^)と開き直っていた。中丸ごめん

ちなみにちゃんと仁亀を意識したのは実はごくせんくらいからだったと思う。
ただこれも改めて意識をした時期であって、その前からもわたしの中では仁くんの隣は考えるまでもなくかめだったし、事実そうだった。
テレビでもいつもかめといたし、歌も2人で歌っていた。雑誌でも2人のコーナーがあったり、仁くんが1人の時も絶対かめの話題を出してた。

SUMMARYのダイジェスト映像でも、ぴーちゃんとはしゃいでいる仁くんを見て、微笑ましいと思いながらも"一方その頃かめちゃんは"と脳内でテロップを出していた。わたし赤西担なのに。

かめと一緒にいるときの仁くんが一番かっこよかったし、一番気合が入っていた。
それでいて一番肩の力が抜けていて、一番楽しそうだった。
かめの隣にいる時の仁くんが一番好きだった。

そんなこんなで仁亀担であり赤西担をしていたけども、まぁいろいろあって結局仁くんはグループを辞め、事務所も辞めてしまったわけで。
ここについてはもういろんなところで散々書いたから今更触れないけど、ここで1つの悩みができた。

"わたし誰担になるんだろう"

頭を抱えた。結構頭を抱えた。
もともとジャニーズ自体が好きだったし、例えばKAT-TUNがすきでありながらも関ジャニ∞のコンサートに足を運んでいたりもしていた。
しかし、各グループに好きなメンバーはいても"担当"となると話は別だ。と、わたしは思っている。

ここで改めて気づいたのは"わたしには2番がいない"ということだった。
一時期担当の次に好きな"副担"というポジションに錦戸亮くんを置いていたことがあったが、どうもしっくりこなくて名乗ることをやめてしまった。
ここが確立していれば、担当が次誰になるか悩まなくて済んだのかもしれない。
(ちなみに亮ちゃんは今でも好きです。かわいい亮ちゃんかわいい)

今だとじゃんぷの山田くんや有岡くんがかわいいなぁと思ったりもするが、じゃあ亮ちゃんと山田くんではどっちが好きかと聞かれると言葉に詰まる。
"どっちも同じくらい好き"としか答えられない。
1番があまりにも絶対的すぎて、その下がいなかった。
ぼんやりとした2番群はいても、そこまでだった。極端な話、1番以外はみんな一緒だった。

先日、KAT-TUNのFCに入会をした。
わたしが持っていた会員証はYOU&Jで止まっていたから単独のFC入会は初めてだった。
そこでの記入項目に"好きなメンバーを書いてください"というものがあり、前ならなんの迷いもなく書いていたこの欄を埋めるのに数分要した。
そんな時、昔仁くんが留学をしていた頃"もし5人でコンサートをした場合は誰のうちわを持つか"と考えていたことを思い出した。

その記憶を頼りに"上田竜也"と書いた。違和感しかなかった。

もうここに彼の名前を書くこともできないんだなと思うと何とも言えない気持ちになった。

仁亀担だったんだからかめの名前を書けばいいじゃんという話なんだろうけど、自分でもそう思ったけど、何故かできなかった。
グループの中で一番何かを伝えたい相手は多分かめだし、気にかける相手も多分かめで。
でも、わたしは亀担にはなれないんだなと思っている。うまく言えないけど。
わたしは赤西担として亀梨和也が好きだったのであり、亀梨和也個人として彼を見ることはできないんだと思う。

1番好きなグループは今でもKAT-TUNだ。
正確に言うと、SUPERJUNIORのおかげでまたそう思えるようになった。
でも、じゃあその中で誰が1番好きかと言われるといよいよ答えられなくなる。
1番なんていない。
いたけども、もういなくなってしまった。

でも、それでいいんだと思っている。
たくさんたくさん悩んで考えて、その上で出た答えなんだから無理やり決めず、そのままいこうと。
しいて言うならKAT-TUN担というものが一番近しいんだけど、それも言わないでおく。これはあくまで前提であり、答えにはならない。
赤西仁を超える人が現れないのなら、担当は永久欠番とすることにした。
我ながらいい響きだと思っている。

きっと前みたいにジャニショに足を運んだり、番組をせっせと録画することは多分ない。
もう担当はいないから。

それでもわたしは年会費を払ってFCに入会をし、来る2016年のツアー発表を心待ちにしている。
もう担当はいないけど、このグループがわたしの1番だから。