今ここで綴ることがあるとすれば

2015年10月13日火曜日。
今日は、ひょくの入隊日です。

早く帰ってくるまでのカウントダウンをしたかった自分にとって、寂しい云々よりも、ようやく来たかというか、この日を迎えてなんだか晴れ晴れした気持ち。
そういう意味ではいつかいつかと根拠のない噂にビクビクしていた2月3月が一番不安で、漠然と7月辺りにはいないんだろうと思っていたから、その後は十分すぎるくらいのオマケを貰った気分だった。
(まさかエイネにまで来るとは思わなかった(本音))
だから自分の中では後ろ向きな気持ちはなくて、かえって清々しくて。

そんな中でひょくに何かを伝えるとしたら。
体に気をつけてとか、また会おうねとか、それももちろんなんだけど、もっともっと心の奥の部分を伝えるとしたら。


飽き性で小さい頃から何をやるにも中途半端で、唯一ずっと好きでいられたものがジャニーズで(それかよ)、その中でも一番長い間好きだったグループがKAT-TUNで、一番長い間好きだった人が赤西仁で。
例えば雑誌の切り抜きをしたり、数少ない出演していたテレビを録画したり、ジャニショに行って生写真を買ったり、時々コンサートに行ったり、それだけで楽しくて幸せで。
この先もずっとずっと好きだって信じて疑わなかった。
それが、大人になるにつれていい思い出になって段々離れていくならともかく、失望して離れていくなんて思ってもみなくて、その原因がまさか自分の愛してやまなかった担当なんて本当なんの罰だよっていう(大声)
9年前の突然の留学発表から帰ってくるまでの半年間、5人で出したシングルは聴けなくて、ちょうどアルバムの特典だったYOUのPVを縋るように観て、2枚目にあった6人のデビュー前の曲たちを泣きながら聴いて、いつ戻ってくるのか、そもそも戻ってくるのかも分からなくて光が見えなくて、考えるだけで心臓痛いし部活もしんどかったしあの頃のわたし笑えてたのかなって今になって思う(真顔)
人生で一番冷たくて暗くて長い半年間だった。
だからこそ帰ってきた時は緊張が一気に解けて本当に嬉しかったしコンサートも泣いたし、これでもう心配ないと思ったらまさかここで終わらないとは。
そこからの彼の態度はお世辞にも良いと言えなくて、やる気なさそうに、どこか遠くを見ている感じで。
なんで?って悲しくなりながらもそんな赤西仁にがっかりして、裏切られたとかは思っていないけどどこか失望して、ちょうど周りの環境が変わってきた事と重なって、徐々に彼らから離れていって。
程なくして仁くんがグループを脱退した時もどこかで冷めてて。
そこからしばらく彼らの曲も、彼の曲も一切聴かなくなって、あんなに好きだったグループなのに、こんな呆気無く気持ちが離れちゃうものなんだってちょっと胸が痛くて。
彼らのことをたまに思い出すことはあっても、悲しいとか暗い気持ちが先行して辛さが勝っちゃって、思い出したいとも思わなくなってきて。

でも、ひょんな事からすじゅを知って、ひょくを知って、ウネを知って。
ひょくを、ウネを知れば知るほど、好きになればなるほど、あれ、この気持ち知ってるなって、しまいこんでいた気持ちが見え隠れしてきて、KAT-TUNというグループを、仁亀というシンメを、赤西仁という人を思い出さずにはいられなくて。
一時期
”すじゅが羨ましい。なんでKAT-TUNはこうなれなかったんだろう”
って思いが強くてちょっと辛い時もあったんだけど、途中からそれも超えて、関心をなくした(これ以上傷つかないために必死になくそうとしていたっていう方が正しいのかもしれない)彼らの事、しかも悲しい記憶のもっともっと奥にあった、楽しくて幸せでキラキラしていた気持ちも思い出させてくれた。
どこか不思議で、彼ら関連で暗い気持ちになった時は必ずといっていいくらいひょくやウネが温かい気持ちにしてくれた。
守ってくれてるのかなって勝手に思っていたよ。

きっとだけど、ひょくを、ウネを好きにならなかったら、芸能活動を再開した仁くんに対してあんなに素直に喜べなかった。
彼らの事で悲しい出来事があっても悲しいって素直には言えなかった。
4人になったKAT-TUNのコンサートに行きたいという気持ちと実際に行く勇気は出てこなかった。
今の彼らの形を、ちゃんと受け止めようって思えるようにはならなかった。
大げさじゃなくて、ひょくが、ウネが、わたしの大事な思い出を蘇らせてくれた。

だから、今わたしがひょくに伝えるべき言葉があるとしたら”ありがとう”しかない。

いつもいつも楽しくて幸せな気持ちにしてくれてありがとう。
いつもいつもわたしたちの事を考えてくれて温かい言葉をくれてありがとう。
わたしの中の凍っていた部分を溶かしてくれて、素敵な宝物に戻してくれてありがとう。


メッセージにも書いたけど、わたしにとってひょくはお日様でもあるんだよ。
ひょくを見ると、いつも温かい気持ちになるの。
心がぽかぽかしていると、悲しいことや辛いことがあっても、忘れるんじゃなくてちゃんと受け止められるようになった。
すじゅを、ひょくを、ウネを好きになって、毎日がもっともっと楽しくなったんだよ。
いつもありがとう。だいすきです。

じゃあ
”体に気をつけて”
”また会おうね”

PS 書いている途中に知ったんだけど、どうやら9年前の今日は仁くんの留学記者会見があったみたい。
あの絶望の淵に立っていた日から9年後、同じく大好きな人がしばらく離れてしまうのにこんなにも清々しい気持ちで見送り、この文を書いています。
偶然とはいえ、同じ日なことに縁を感じてちょっと笑っちゃったよ。ありがとうね。